医療従事者のあり方。1歳半健診でかんじたこと。[熱い想い]

2017年10月23日
こんばんは。

一般社団法人体力メンテナンス協会
指導士養成講師/バランスボールインストラクター
石井 ゆか(Yuka)です。

先日、Ameba blogでUPした記事に大変な反響をいただきましたのでこちらでもシェアさせていただきたいなと思います☺︎

息子の1歳半検診に行ってきました。

100%言われると思っていました。
ほらやっぱり。

「あーまだ授乳してますか。いつまであげるつもりですか?2歳までにはやめましょうね。虫歯になります。」

ねぇ、その考え古くない?←ブルゾンちえみ風

平成20年に小児科と小児歯科の保健検討委員会が
母乳と虫歯-現在の考え方。を改訂しました。
日本小児歯科学会HP↓
http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_03.html#pro03

つまり、母乳自体に虫歯のリスクは少ないということ。
母乳の主成分は「乳糖」です。乳糖には虫歯菌を増やす働きはほぼないと言われています。

乳歯を母乳につけておいた。という実験がありますが、結果は変化なしでした。
また母乳に含まれるラクトフェリンが菌の増殖を抑えるとも言われています。

ちなみに虫歯菌が好むのはダントツでショ糖(砂糖)です!

母乳どうこうよりショ糖の与え方についてもっと指導した方がよいのでは?
といつも思うのです。

*食事をして、歯磨きをせずにそのまま添い乳で寝るのは虫歯になりやすいですよ。

我が家の上の子は3歳まで母乳を飲みました。
3歳のお誕生日に「おっぱいさんありがとう。」と卒乳しました。

が、虫歯のリスクは低いです。
(唾液検査で立証済み)

感染の窓が開いている2歳7ヶ月までショ糖の与え方を徹底していました。
下の子が同じようにできていないのは問題ですが…あせる

ここまで虫歯について書きましたが、
もちろんそれも大事。
だけど、母乳を飲む。
という行為が子どもの口腔機能をめちゃくちゃUPさせているということを声を大にして言いたい。

口輪筋、舌の筋肉、咀嚼筋群、嚥下に使う筋肉…
そして何より「鼻呼吸」が習慣化されます。

その後の子どもの発達段階の基礎となるところ。
呼吸の仕方や舌癖や姿勢に関わるところ。
医療従事者のあり方。1歳半健診でかんじたこと。[熱い想い]
子どもの生涯を通して何が大切なのか…

そして、1番問題なのは、
母乳だとか、ミルクだとか、ご飯をどれくらい食べるかとか。
そんなことではなくて、
母親はみな、子どものことを考え、少しでもよく、少しでも最良な方法を選択したいと思っている。

その中でお母さんたちにはそれぞれの考えや背景がある。
早く授乳をやめた人、まだまだ授乳をしたい人。
その人その人、その子その子に合った指導をするべきではないのだろうかと思う。

私たちが向き合っているのは「人」です。
それを考えずして医療従事者という立場で簡単に言葉を発するのは怖いなと思う。
責任を持って言葉を発するべきだと思う。

歯科衛生士はただの歯磨き指導のおねぇさんではないし、歯石を取るおばさんではありません。

もちろん専門家としてズバッと指導することは必要なのだけど、
そのために正しい知識や新しい情報をキャッチしておかないといけないと思う。

それが歯科衛生士の地位向上にも繋がるとも思う。

少しでも多くのお母さんが安心して納得して自分の中に落としこめるよう。

ただの1人の母親として、
産後のお母さんと関わるインストラクターとして、そして歯科衛生士としてかんじたこと。

医療は日進月歩。

それでは。
熱い想いでした。

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Posted by 石井 ゆか(Yuka)  at 23:15 │Comments(0)
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